避けたい担当者

気を付けなければならない担当者に共通する行動パターンが存在します。打ち合わせの段階で以下の点に注意して観察してください。先ず挙げられるのが見積書、内訳書の扱いです。これを疎かにする担当者はお薦めできません。最後まで渡してくれなかったり、ほとんど説明してくれなかったりする担当者を信用してはいけません。また受注を優先するあまり、依頼主である著者を煽てるばかりで、少しもアドバイスらしいアドバイスを与えてくれない担当者も危険です。著者はお客様なので、多少のお世辞は仕方ないでしょう。しかし素人作家のアイデアが初めから完璧なはずもないのですから、より良い作品に仕上げるためには厳しいアドバイスもプロとして申し伝えなければなりません。さらに怪しいのは契約内容に関する質問に対して曖昧な返答を繰り返すタイプの担当者です。細かい質問に対してお茶を濁す理由は限られています。大概は契約内容に関して不勉強である、若しくは返答によって受注を逃す可能性があると認識している、のどちらかでしょう。どちらであろうと契約を結ぶに値しないパートナーです。絶対に押印してはいけません。

編集方針の骨子についてもきちんと質問して担当者の能力や真意を見極めましょう。特に多い切り返しが、「始めてみないと何とも言えない」といったお決まり文句ですが、この返答にそんなものかと納得してしまう著者も少なくありません。確かに軌道に乗ったタイミングでなければ分からないこともありますが、担当者も編集のプロである以上、原稿を流し読んでしまえば、編集の大筋は瞬時に構築できます。優秀な編集者であれば、体裁や装丁、納期や流通に関してもベストな提案ができるものです。