配本リストの実際

 配本リストは、陳列してくれる書店と、各書店に配本される冊数を記したもので、リストを通じて自著がどのように分布するのかを知ることが出来ます。しかし自費出版の場合、初めから期待値を大きくしない方が無難です。書店の数も、陳列される冊数も、商業出版に比べればはるかに小さいからです。1冊から数冊が典型例で、5冊前後となると希少です。その希少な例は、配本リストや同封される資料で確認することが出来ます。配本リストからは、在庫の冊数も推測できるので、販売計画を自身で立てることも出来ます。
 さて、「贈呈本」という形で、完成した書籍が出版社から送られてくるのですが、まずはその贈呈本を手に取って、中身が原稿通りであるのか、表紙・帯のデザインに間違いがないかを確認します。贈呈本以外にも保存用の書籍を印刷所は造りますが、こちらは出版社が保管することになります。贈呈本の扱いは著者に委ねられているため、自宅で保管しても構いませんし、知人に献本しても問題ありません。因みに贈呈本の冊数は出版社によって異なります。多少の幅を持たせて著者のニーズに応える出版社もありますし、冊数が予め定められているところもあります。
 発売日を迎えたら、配本リストに載っていた書店に足を運んでみましょう。但し、事情によっては予定通りに陳列されないこともあります。「事情」とは、配送の問題であったり、書店の都合であったりします。心配な人は、書店に直接問い合わせた上で、実際に陳列される後日、改めて訪れるようにしましょう。このようなケースは珍しくありませんから、書店や出版社を非難しないように心掛けたいものです。万一、いつまでも予定に反して置かれなければ、その時は催促するようにしましょう。

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