ハードカバーとソフトカバー

ハードカバーは装丁が豪華な本で、厚い表紙とカバーの箔押しを特徴とします。お部屋のインテリアとも調和するデザインで、長期間保管することが期待できます。他方、比較的大きいために収納に困ることがあり、持ち運ぶ際も不便だと感じることが少なくありません。また当然ですが、価格も高額となります。ソフトカバーは装丁が劣るものの、柔らかくて読みやすいというメリットがあります。また軽くて携帯性に優れており、価格も手頃で求めやすいのが特徴です。デメリットとしては、安っぽい見た目と、長期保存に向いていない点が挙げられます。  さて、書籍には上述したような分類法もありますが、「単行本と文庫版」という分け方も存在します。一般的には、先に単行本として出版されたものが、年月が経過してから文庫本として改めて出版されるケースが知られています。ここで言う年月とは、出版界では3年以上を目安としています。但し厳密に守っている出版社は少ないとも言われています。どの出版社も文庫本の刊行タイミングを、単行本の売れ行き鈍化の時期に合わせようとするからです。  大きな出版社であれば、「文庫編集部」と呼ばれる独立した部門が存在します。この部門が文庫の発刊を統括しており、売上の功績も当該部門に属します。ですから単行本の編集部は、必ずしも文庫化にゴーサインを出したがりません。特に文学賞を受賞した書籍や、引き続き好調な売れ行きが見込める単行本については、文庫編集部と争うことになります。因みに文庫化したからといって、内容が変わるわけではありません。但し若干の修正、加筆等は珍しくありません。その本のファンにとっては、無視できない加筆になることもあります。

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